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2024.05.26 お知らせ

外来感染対策向上加算に関するお知らせ

当院では感染症の発生を予防し、拡大を防ぐ事が重要と考え、感染予防策として共有する日常的な清掃や環境整備、医療器具の消毒等を徹底し、実践場面での感染予防を充実させるために院内感染対策マニュアルを策定しています。

また安心で安全な医療を提供する為、院内感染防止対策を全職員が把握し、院内感染発生の予防、発生時の速やかな対応に努め、指針に則った医療が提供できるよう、指針を作成し、実施しています。

これらのの取組等により基準を満たした診療所とみなされ、外来感染対策向上加算を算定しております。


院内感染対策マニュアル

当院では感染症の発生を予防し、拡大を防ぐ事が重要と考え、感染予防策として共有する日常的な清掃や環境整備、医療器具の消毒等を徹底し、実践場面での感染予防を充実させるために院内感染対策マニュアルを策定する。

1 手洗い、手指消毒
・患者の診察前後に、石鹸と流水による手洗い、アルコール製剤による擦式消毒を行う。
・手が目に見えて汚れている場合や汚染された場合は石鹸と流水による手洗いを行うが、そうでない場合はアルコール製剤による擦式消毒を行う。

2 手袋
・血液、体液、排泄物、喀痰等に触れる可能性がある時には必ず使い捨て手袋を着用する。
・汚染した手袋でベッドやドアノブ等他の物に触れないように注意する。
・患者ごとに交換すること。

3 器具・機材
・滅菌物の保管は汚染が起こらないように注意する。
・汚染が認められた時は、再滅菌するか廃棄する。
・鋭利機材の取り扱いや廃棄は十分な注意を払い、針刺し、切創事故を防止する。

4 個人的防護用具
・発熱患者と接触時、飛散、飛沫する恐れがある場合は、ガウン、フェイスシールド、N95、使い捨て手袋等の防護用具を着用する。

5 リネン類
・共用するリネン類(毛布、タオル等)は熱水消毒を経て再使用する。
・熱誠消毒が出来ない場合は、次亜塩素酸ナトリウム等で洗濯前の処理をする。

6 患者の隔離、発生時の対応
・空気感染や飛沫感染する感染症では、患者にサージカルマスクを着用してもらい、隔離室にて診察する。
・院内において患者の密集を回避するよう、人数の制限や混雑しない動線分けを講じる。
・空気感染や飛沫感染する感染症で入院が必要とする場合は、移送関係者への感染防止を実施して、適切な施設に紹介移送する。
・個々の感染症治療については、感染の拡大を防止しつつ適切に実施する。
・届出を要する感染症では、地域の保健所を通じて都道府県知事へ届け出る。

7 抗菌薬投与時の注意
・「抗微生物薬適正使用の手引き」を参考に抗菌薬の適正使用に努める。
・特別な場合を除き、1つの抗菌薬を長時間連続使用することは慎む。
・対象微生物と対象臓器の組織内濃度を考慮して、適正量の投与を行う。

8 予防接種
・予防接種が可能な感染症疾患については、接種率を高めることが制御策である。
・患者、医療従事者ともに必要なワクチンの接種率を高めるよう工夫する。

9 医療施設の環境整備
・患者が使用した椅子、ベッド、手が頻繁に触れる場所は、随時消毒(アルコール製剤や次亜塩素酸ナトリウム)を行う。
・床は汚染除去を目的とした清掃が重要であり、湿式清掃を行う。
・空気清浄除菌脱臭装置を設置し、ドアを開け十分な換気を行う。

10 消化管感染症対策
・吐物や排泄物で汚染された箇所は必ず手袋、マスクを着用し、ティッシュや除菌ウェットティッシュで拭き取った後、次亜塩素酸ナトリウム等で消毒する。

2024年4月
にのみやこどもクリニック


院内感染防止対策指針

1 院内感染対策に関する基本的な考え方
安心で安全な医療を提供する為、院内感染防止対策を全職員が把握し、院内感染発生の予防、発生時の速やかな対応に努め、指針に則った医療が提供できるよう、指針を作成し、実施します。

2 院内感染対策に係る組織体制
院内感染防止対策部門を設け、感染状況の把握、職員の感染防止等、感染防止に関する日常業務を行います。

3 院内感染防止対策に係る業務内容及び取り組み
定期的に院内を巡回し、感染事例の把握を行うとともに、院内感染防止対策の実施状況の把握・指導を行います。
また、院内感染防止対策指針の改定を必要時に行い、改善策を立案し、実施するために全職員が見直し等周知するよう努めています。

4 抗菌薬適正使用の為の方策
「抗微生物薬適正使用の手引き」を参考に、抗菌薬の適切な使用を推進し、治療の状況に応じて、抗菌薬使用の適応を判断し、有害事象の削減に取り組んでいます。
適性に感染症診断を行い、その感染症に対して抗菌薬が必要な場合は、適正な抗菌薬を選択し、適正な量、適正な期間で治療を行うことに努めています。

5 患者に対する情報提供と説明
感染症に関しての掲示物で情報提供を行っています。
疾病の説明と共に感染防止の意義等を説明し、理解をされた上で協力をお願いしています。

6 他の医療機関との連携体制
必要に応じ近隣の医療機関、専門医療機関と連携をとり、相互に指導や助言を行い感染対策の向上に努めています。

7 感染防止対策部門の組織配置
院内感染管理者  院長 二宮 英一
         ↓
院内感染防止対策部門  看護師 3名  
事務員 5名

2024年4月
にのみやこどもクリニック
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